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綿向山での遭難について

平成30年1月3日 綿向山 降雪による道迷い遭難発生

WAK掲示板「山小舎」アルビレオさんの投稿より

日野町山岳遭難防止対策協議会委員のラリー・ベルさんから投稿頂いた、昨日(平成30年1月3日)午後に発生しました、綿向山での遭難について、日野町山岳遭難防止対策協議会の事務局(日野町商工観光課)に、私も委員の一人として伺って来ました。

東近江行政組合日野消防署へ救助要請されたのは、滋賀県内に住む男性(60代)と女性(50代)の二人パーティー。

1月3日。綿向山の表参道から入山。七合目から冬期ルートの冬道を登り、綿向山頂上に到着。頂上からの帰路も同じルートで下山する予定だったようです。

ところが、帰路に頂上から直接七合目行者堂に至る冬期ルートの冬道の降り口と、幸福ブナのある竜王山への縦走路との分岐点を見逃して、竜王山方面への尾根道を進行。雪が降る中、イハイガ岳方面と竜王山方面との分岐点(ここは日野消防署の綿向山レスキューポイント1の地点)を通過して、竜王山方面への尾根を下ったようで、その先は、踏み跡も無く、更に雪が激しく視界も不良で、立ち往生。時刻も遅いことから、消防署への救助要請を携帯電話からされたということであった。

救助要請を受けた消防署では、レスキューポイント1の地点付近であることを確認。荒天のためヘリコプターは出せず。その付近を動かずにと指示して、レスキュー部隊が、西明寺地先から歩いて救助に。夕刻遅くに遭難者を誘導して下山。診断の結果、特に怪我等も無く、無事帰宅されたとのこと。

なお、二人は冬の綿向山は初めてであった。

※綿向山は、冬山入門にふさわしい。冬山としては易しい。との評判が、一人歩きして、誰でも気軽に冬の霧氷が見られるとの思いから、下調べも十分にせず安易に登山に来られている人が増えています。

晴天の時は、問題無くても、天候が急変すると、低山と言えども命取りになります。地形、登山路の位置など、事前に調べてくるのが登山する人の必須条件です。

【写真:WAK掲示板「山小舎」ラリー・ベルさんの投稿より】

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